top of page

ある精肉店のはなし

監督:纐纈あや(2013年/108分)この映画は僕にあらためて、ひとがひととして生きていくための食することの幸福、そして、その喜びを与えてくれる厳しくも神々しい命のリレーの尊さを教えてくれた。崔洋一(映画監督

 

家族経営で精肉店をコツコツと営んできた一家の姿を捉えたドキュメンタリー。自分たちの手で育て上げた牛を家族が協力し、丁寧に処理して店頭に並べるという作業をこなす彼らの真面目な仕事ぶりを映し出す。被差別部落出身者として理不尽な差別を受けながらも、牛の命と正面から向き合ってきた家族の姿が感動を呼ぶ。

 

公式HP http://www.seinikuten-eiga.com/  予告編 ▶▶▶こちら 

アレクセイと泉

監督:本橋成一(2002年/104分)地球という惑星に、こんな美しさがある。その美しさを壊すのも人間だし、そこに慎ましく生きているのも人間だ。いつ、人間は幼年期を脱し、進化するのだろうか。坂本龍一

 

ベラルーシ共和国の東部に位置するブジシチェ村。チェルノブイリ原発事故で、この村は高濃度の放射能汚染に見舞われる。ほとんどの住人は村を離れる中、34歳のアレクセイは村に残るただ一人の若者。村の老人たちにとっては頼りになる青年だ。村にはもうひとつ頼りにされる存在がある。それは事故の遥か以前から地下を巡ってきた命の湧き水の泉。

 

予告編 ▶▶▶こちら 

バオバブの記憶

監督:本橋成一(2008年/102分)バオバブと人が織りなす時間。その歌声が、交歓が、画面からあふれた。人が生きることの煌めきとともに。長倉洋海(写真家)

 

巨樹バオバブをテーマに撮りあげたドキュメンタリー。セネガル内陸部に位置するトゥーバ・トゥール村。大昔からバオバブの樹に見守られてきたこの地では、村人たちにとってバオバブは生活に欠かせないものであり、信仰の対象でもあった。近代化の波が押し寄せる中で昔ながらの生活を続ける彼らの姿を通し、自然と人間との共存について見つめなおす。

 

公式HP http://baobab.polepoletimes.jp/  予告編 ▶▶▶こちら

祝の島

(2010年/105分)我々はテクノロジーに振り回されている。もっと便利になりますよ、と耳元で囁く声にうかうかと乗っている。おっとりとした日々の中にとても大事なことが隠されているのに気づいた時、あなたは愕然とするだろう。老人たちの顔に過去ではなく未来を読み取るだろう。池澤夏樹(作家)

 

瀬戸内海に浮かぶ小さな島の対岸での原子力発電所建設計画に、28年間にわたり反対を続ける島民たちの姿を追うドキュメンタリー。山口県・祝島に暮らすわずか500人余りの島民が自然豊かな島での暮らしを守るために一致団結して立ち上がる。エネルギー問題や自然と文明とのバランス、人の生き方を考えさせられる。

 

公式HP http://www.hourinoshima.com/  予告編▶▶▶こちら 

 

  

           上映作品                                                           

 

bottom of page